OPECプラス、生産政策を維持 12月からの減産縮小も変えず
ロイター / 2024年10月3日 4時53分
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は2日、オンラインで合同閣僚監視委員会(JMMC)会合を開き、現行の生産政策の維持を決定した。5月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)
Alex Lawler Ahmad Ghaddar Maha El Dahan Olesya Astakhova
[ロンドン/ドバイ 2日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は2日、オンラインで合同閣僚監視委員会(JMMC)会合を開き、現行の生産政策の維持を決定した。一方、過剰生産を相殺するため、一部加盟国がさらなる減産を行う必要があるとも述べた。
会合後の声明では、減産目標や一部の過剰生産に対する補償を巡り「JMMCは完全な適合性と補償を達成することが極めて重要だと強調した。市況を継続的に検証する」と述べた。
OPECプラスは世界需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの協調減産を実施している。ただ、自主的減産の段階的解除の一環として、12月に日量18万バレルの増産を計画。今回はこれも維持した。増産は原油価格の下落を受けて10月から延期されていた。
原油価格は9月に21年以来初めて1バレル=70ドルを割り込んだが、イランによるイスラエルへの軍事攻撃を受けた中東情勢悪化懸念から75ドル超に上昇している。
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