米正副大統領、ハリケーン被災地を視察 復旧に軍隊派遣へ

バイデン米大統領とハリス副大統領は２日、ハリケーン「へリーン」の被災地を視察した。サウスカロライナ州で２日撮影（２０２４年　ロイター/Evelyn Hockstein）

Trevor Hunnicutt

［グリア（米サウスカロライナ州）　２日　ロイター］ - バイデン米大統領とハリス副大統領は２日、ハリケーン「へリーン」の被災地を視察した。このハリケーンでは南東部が壊滅的被害を受け、死者は１６０人超に上っている。

バイデン氏はサウスカロライナ州でマクマスター知事、グラム上院議員、ノースカロライナ州のクーパー知事らと会談。その後、ヘリコプターで上空から被災地域一帯を視察した。

一方、ハリス副大統領はジョージア州オーガスタで被災状況の説明を受けた。今後数日中にノースカロライナ州へ向かう予定。

バイデン大統領はワシントンを発つ前、最大１０００人の兵士に対応と復旧作業の支援を指示した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、バイデン氏はこの後ノースカロライナ州に向かい、３日にはジョージア州とフロリダ州を訪問する。

ノースカロライナ州とジョージア州は、１１月５日の大統領選で激戦が予想される重要７州に含まれる。

ノースカロライナ州の選挙管理当局は、同州の７００万人を超える有権者が確実に投票できるよう対応を急いでいる。

米大統領選を戦う共和党のトランプ前大統領は９月３０日、激戦州ジョージアのバルドスタを訪れて支援を約束した。