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米港湾スト2日目突入、交渉膠着で混乱長期化に懸念

ロイター / 2024年10月3日 8時2分

 10月2日、米東海岸とメキシコ湾岸の港湾で、労働者4万5000人によるストライキが2日目に入った。バージニア州ポーツマスで1日撮影(2024年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

Doyinsola Oladipo David Shepardson

[ニューヨーク/ワシントン 2日 ロイター] - 米東海岸とメキシコ湾岸の港湾で2日、労働者4万5000人によるストライキが2日目に入った。関係筋によると、労使間の交渉は現在予定されていない。海上輸送に頼る企業の間では混乱の長期化に懸念が高まっている。

港湾労働者が加盟する国際港湾労働者協会(ILA)のストにより、メーン州からテキサス州までの数十の港で食料品や自動車などさまざまな物資の輸送が滞り、アナリストは1日当たり数十億ドルの経済損失をもたらすと警告する。

米政権は経営側に新たな労働協約の提示額を引き上げ、スト終結に向けて労組の合意を取り付けるよう迫っている。

バイデン大統領は2日、記者団に「海運会社はコロナ禍以降、800%を超える驚くべき利益を上げてきた」とし、「交渉のテーブルに着いてストを終わらせる時だ」と述べた。

ブティジェッジ運輸長官も「企業側は労働者をテーブルに着かせる提案を示す必要がある」と語った。

一方、使用者団体の米海運連合(USMX)は2日、交渉再開に注力しているが、交渉に戻るための前提条件には合意できないとの立場を示した。

モルガン・スタンレーのエコノミストは1日のリポートで、ストが成長率を押し下げ、インフレ率を上昇させる可能性があると指摘。ただ、ストが長期化した場合に限るとした。

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