財新・中国製造業PMI、12月は50.5に低下 市場予想下回る
ロイター / 2025年1月2日 12時6分
財新/S&Pグローバルが2日発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、50.5と前月の51.5から低下し、市場予想の51.7も下回った。写真は江鈴集団の電気自動車組み立てライン。2024年5月南京で撮影(2025年 ロイター/Kevin Krolicki)
[北京 2日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが2日発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、50.5と前月の51.5から低下し、市場予想の51.7も下回った。
貿易見通しへの懸念から海外からの受注が減少し、全体の売り上げを押し下げた。
新規受注の伸びが鈍化したため、生産を示す指数は3カ月ぶりの低水準となった。世界経済の低迷と米国の関税政策が中国経済に大きなリスク要因となっている。
製造業者の2025年の生産に対する楽観的な見方は維持されたが、楽観度は9月以来の低水準となった。成長と貿易の見通しに対する懸念が新製品の投入と政策主導の売り上げ増加期待に重しとなっている。
また12月は購買品在庫の伸びが鈍化し、完成品在庫が積み上がった。
従業員数は4カ月連続で減少したが、減少幅は11月より小幅だった。
購買価格が上昇する一方で、製品価格は9月以来の下落となった。
調査対象企業はコスト上昇を吸収し、販売価格をさらに引き下げて売り上げを支えたと回答した。輸出費用も減少した。
財新智庫のエコノミスト、王哲氏は、「今年は外部環境がより複雑になることが予想され、早期の政策準備と迅速な対応が求められる」と述べた。家計収入を増やし、人々の生活を改善するための政府の取り組みが必要と指摘した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「日本一土地代が高い」新宿・歌舞伎町のバッティングセンターはなぜ潰れないのか? 店が語った驚異の「1日の来場者数」と営業理念
NEWSポストセブン / 2025年1月4日 16時15分
-
2豊洲市場で初競り、一番マグロは歴代2位の2億700万円「鮮度がずば抜け」
読売新聞 / 2025年1月5日 7時53分
-
3IBM、技術巡る訴訟和解 ラピダス、事業懸念解消
共同通信 / 2025年1月4日 22時33分
-
4USスチール買収阻止、アメリカ政府への訴訟以外に打開策見当たらず
読売新聞 / 2025年1月4日 21時3分
-
5トヨタ・ホンダ・日産、アメリカでHVやSUV好調…トランプ政権下で需要の変化加速か
読売新聞 / 2025年1月4日 18時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください