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中国銀保監会、海外市場のリスク警戒 資本流入増加への対応検討

ロイター / 2021年3月2日 14時15分

 3月2日、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の郭樹清主席は会見で、海外市場のバブル崩壊リスクを警戒しているとし、国内市場の混乱を避けるため資本流入を効果的に管理する措置を検討していると述べた。写真は上海で2011年1月撮影(2021年 ロイター/Carlos Barria)

[北京 2日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の郭樹清主席は2日の会見で、海外市場のバブル崩壊リスクを警戒しているとし、国内市場の混乱を避けるため資本流入を効果的に管理する措置を検討していると述べた。

世界各国の市場で財政・金融政策の副作用が出始めていると述べ、「欧州や米国、他の先進国の金融市場では実態経済とかけ離れた取引が行われている」と指摘した。

経済のグローバル化が進む中、景気回復や魅力的な資産価格を背景に今後中国への資本流入増加が見込まれており、国内市場の混乱回避に向け効果的な策を検討していると説明した。

住宅市場では比較的強いバブルの傾向がみられるとし、住宅や土地の価格、住宅市場の見通しを安定させる必要があると指摘。また、国内の銀行は2021年に不良債権を一段と処理する必要があると述べた。

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