20年のCO2排出量、5.8%減 コロナで経済活動停滞=IEA
ロイター / 2021年3月2日 17時25分
3月2日、国際エネルギー機関(IEA)は2日に公表したリポートで、2020年の全世界の二酸化炭素(CO2)排出量が前年比5.8%減少したと明らかにした。北京で2月撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[ロンドン 2日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は2日に公表したリポートで、2020年の全世界の二酸化炭素(CO2)排出量が前年比5.8%減少したと明らかにした。
新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)などにより企業活動や移動が制限されたことから、一次エネルギーの需要が4%減少した。これによりCO2の排出量は欧州連合(EU)全体の排出量に相当する約20億トン急減したという。
主要国でCO2の排出量が増えたのは世界最大の排出国である中国だけで、7500万トン(0.8%)増となった。世界3位のインドでは9月から前年比で増加に転じた。
IEAは主要国の経済活動が活発化しエネルギー需要が高まったため、排出量は12月に前年同月比6000万トン(2%)増となり、一段の増加が見込まれるとしている。
IEAのビロル事務局長は「世界経済が今年予想通り回復し、主要国で大きな政策の変更がなければ、2021年の排出量は増加する可能性が高い」と述べた。
またIEAによると、2020年は発電に占める再生可能エネルギーの割合が29%と19年の27%から拡大した。運輸部門の排出量は14%、電力部門は3.3%それぞれ減少した。
この記事に関連するニュース
-
IEA、24年の石油需要予測を下方修正 中国が鈍化
ロイター / 2024年9月12日 18時29分
-
「平成の米騒動とは異なる」令和を襲った米不足のワケ、9月以降は好転するのか
週刊女性PRIME / 2024年9月3日 8時0分
-
中国の金市場、「追随者」から「リーダー」へと進化、今後さらに大きな役割に期待ー中国メディア
Record China / 2024年8月30日 18時20分
-
上半期は貿易黒字を維持、銅輸出が増加(チリ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月29日 0時15分
-
このままでは「令和の米騒動」が繰り返される…コメ不足を放置して利権を守る「農水省とJA農協」の大問題
プレジデントオンライン / 2024年8月28日 18時15分
ランキング
-
1バイデン米大統領、クアッド制度化狙い「くさび」 「もしトラ」に備え
産経ニュース / 2024年9月22日 19時9分
-
2中国の80歳“反骨の女性ジャーナリスト”がSNSで「生命の危機を覚える」と訴え 治安当局が自宅の固定電話や携帯電話、インターネットを遮断か
NEWSポストセブン / 2024年9月23日 7時15分
-
3ヒズボラ、対イスラエル攻撃激化=一斉爆発で「最初の報復」
時事通信 / 2024年9月22日 19時59分
-
4「全面戦争阻止へあらゆる手段」=レバノン情勢巡り米高官
時事通信 / 2024年9月22日 23時49分
-
5スリランカ大統領選挙、野党・人民解放戦線のディサナヤケ党首が勝利…初の再集計で三つどもえ制す
読売新聞 / 2024年9月23日 0時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください