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ドイツ、ワクチン巡り台湾とビオンテックの協議を支援

ロイター / 2021年6月2日 16時55分

 6月2日、台湾駐在のドイツ外交官トップで、大使に相当するトーマス・プリンツ氏は、新型コロナウイルスワクチンの供給を巡り独政府は台湾と独ビオンテックの協議を支援していると明らかにした。写真はドイツのマールブルクで2月撮影(2021年 ロイター/Fabian Bimmer)

[台北 2日 ロイター] - 台湾駐在のドイツ外交官トップで、大使に相当するトーマス・プリンツ氏は2日、新型コロナウイルスワクチンの供給を巡り独政府は台湾と独ビオンテックの協議を支援していると明らかにした。

台湾は、中国の妨害でビオンテックからワクチンを購入する契約が今年初めに成立しなかったと主張。中国側は否定している。中国は、大中華圏でビオンテックと販売契約を結んでいる上海復星医薬を通じてワクチンを提供すると申し出たが、台湾はこれを拒否している。

プリンツ氏はフェイスブックへの投稿で「ドイツ政府、特にアルトマイヤー経済相は、台湾・ビオンテック間の継続的な対話と調整に多大な努力をしている」と強調。最終的に契約が結ばれるかどうかは両当事者次第だと続けた。

新型コロナワクチン調達・供給の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」にドイツは資金を提供しており、これを通じて台湾は英アストラゼネカ製ワクチンを既に受け取ったと指摘した。

「ビオンテックを含むさまざまなブランドの、十分な量のワクチンが一刻も早く台湾に届くことを願っている」と述べた。

台湾の陳時中・衛生福利部長(厚生相)は定例記者会見で、ビオンテック製ワクチンの調達に向けたドイツの支援に謝意を示した。

陳氏が先週明らかにしたところによると、ビオンテックによるワクチン供給について同社と共同発表を行う予定だったが、ビオンテック側が発表文から「国」という表記を削除するよう求めたという。

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