日経平均は小幅反落、FOMC前に手仕舞い売り 連休要因も
ロイター / 2022年5月2日 15時56分
[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は29円37銭安の2万6818円53銭と、小幅に反落した。大型連休の谷間であるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、手仕舞い売りが優勢となった。ただ、前週末に好決算を発表した企業の一角には買いが集中したほか、為替の円安基調も下支え要因となり、日経平均、TOPIXともに小幅な下落にとどまった。
日経平均は一日を通して不安定な値動きが続いた。寄り付きで続伸後、マイナス圏に転落し、237円04銭の2万6610円86銭の安値をつける場面があった。後場では時間外取引の米株先物の上昇や為替の円安基調を受けて、プラス圏に浮上したものの、大引け間際で再びマイナス圏に沈んだ。米金利上昇に対する警戒感が残る中、FOMCの結果発表を控えているため、積極的に買い上がる展開にはならなかった。
4月29日の米国株式市場は大幅安。低調な決算を発表したアマゾン・ドット・コムが売られた。また、3月の米個人消費支出(PCE)価格指数の前月比の伸びが2005年以来の大きさとなり、利上げ観測が一段と高まった。
市場では「FOMC前で米株市場では警戒感が高まっているものの、日本株の場合、為替の円安基調が輸出関連株を中心に下支えしている。もともと軟調な基調だったこともあり、大きく売られる要因にはなっていない」(アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長)との声が聞かれる。 TOPIXは0.07%安の1898.35ポイント。東証プライム市場の売買代金は2兆9582億3100万円だった。東証33業種では、海運業、空運業、ガラス・土石製品などの19業種が値上がり。その他製品、建設業、サービス業などの14業種は値下がりした。
個別では、アドバンテスト、東京エレクトロンのほか、ダイキン工業、京セラ、ファナックなど値がさ株が軟調。半面、前週末に好決算を発表した村田製作所、富士通、アルプスアルパイン、セイコーエプソンなどが物色され大幅高となった。ファーストリテイリング、太陽誘電などもしっかりだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり949銘柄(51%)に対し、値下がりが830銘柄(45%)、変わらずが59銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26818.53 -29.37 26851.10 26,610.86─26,964.59
TOPIX 1898.35 -1.27 1899.92 1,887.27─1,910.98
東証出来高(万株) 119420 東証売買代金(億円) 29582.31
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ワコール、英同業企業を買収 海外事業拡大へ販売力強化
共同通信 / 2024年9月26日 18時45分
-
2USスチール買収計画、日鉄社長「決して楽観できない」…仲裁委が「適格」判断で追い風も
読売新聞 / 2024年9月26日 23時17分
-
3任天堂も激怒「酷似ゲーム」会社が犯した痛恨失態 特許権侵害で訴訟され…出した"声明"にツッコミが殺到
東洋経済オンライン / 2024年9月25日 18時30分
-
4為替相場 27日(日本時間 6時)
共同通信 / 2024年9月27日 6時0分
-
5年金「月14万円」…手取り30万円労働者の「残酷すぎる老後」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月24日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください