スイスの製造業、ドイツ産業低迷で需要減退=中銀総裁
ロイター / 2024年12月2日 9時6分
スイス国立銀行(中央銀行)のシュレーゲル総裁は11月30日、ドイツ産業低迷がスイス製造業の需要減退につながっていると述べた。9月26日、チューリヒで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
John O'Donnell
[フランクフルト 30日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のシュレーゲル総裁は30日、ドイツ産業低迷がスイス製造業の需要減退につながっていると述べた。
同氏はドイツ連邦銀行(中央銀行)主催のイベントで講演し、最大の貿易相手国であるドイツの景気低迷により、スイス製造業の需要が大幅に減少していると指摘。「ドイツが風邪をひくと、スイスはインフルエンザにかかる」と懸念した。
スイス中銀は今年3回の利下げで政策金利を1.00%としており、さらに追加措置が見込まれている。
現在の市場予想では、12月12日の金融政策決定会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる可能性が72%、50bpの可能性が28%となっている。
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