韓国製造業ＰＭＩ、11月は50.6に上昇 アジア地域の需要回復

Jihoon Lee

[ソウル ２日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１１月の韓国製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５０．６と、前月の４８．３から上昇した。アジア地域の需要改善により景気拡大・縮小の分かれ目となる５０を上回った。

Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バッティ氏は「１１月のＰＭＩデータは、韓国の製造業の業況が再び改善したことを示している」とし、「企業は特に国際的な需要に支えられている」と述べた。

新規受注は３ヵ月ぶりに増加し、新規輸出受注は７月以来最も速いペースで伸びた。生産高は減少したが、減少幅は前月より縮小した。

製造業者は海外、特にアジア太平洋地域の主要市場からの新規契約獲得と新製品の受注が好調だった。

製造業者の先行きに対する楽観的な見方は３カ月ぶりの高水準を記録した。企業は新製品受注の継続的な伸びと国内情勢の改善に期待を示した。