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キオクシアのIPO、仮条件は1390─1520円で設定

ロイター / 2024年12月2日 16時15分

 12月2日、半導体大手キオクシアホールディングスが、新規公開(IPO)に伴う仮条件を1株あたり1390─1520円に設定したことが分かった。東証から上場承認を受けた際に想定していた1390円を下限とし、上方に幅を持たせた。複数の関係者が明らかにした。写真はキオクシアのロゴ。2021年9月、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Miho Uranaka Sam Nussey

[東京 2日 ロイター] - 半導体メモリー大手キオクシアホールディングスは2日、新規公開(IPO)に伴う仮条件を1株あたり1390─1520円に決定したと発表した。東証から上場承認を受けた際に想定していた1390円を下限とし、上方に幅を持たせた。

仮条件に基づく時価総額は、7490億円から8190億円となる。同社が関東財務局に提出した届出書によると、機関投資家の意見や需要見通し、株式市場の状況などを総合的に検討して決定した。

キオクシアは生産能力の増強などのため、新株2156万株を発行し、約291億円(平均価格ベース)を調達する。また、米投資ファンドのベインキャピタルと東芝が保有分の一部を売り出す。新株発行と売り出しを合わせた総額に、需要に応じて変動する追加分を含めたディールサイズは1200億円(同)となる。9日に最終的な価格を決め、18日に東証プライム市場に上場する予定。

NAND型フラッシュメモリー世界3位のキオクシアは、東芝の半導体メモリー事業が前身。ベインが主導する連合が2018年に約2兆円で株式の過半数を取得して買収した。今も東芝が40%超を出資、HOYAも3%超を保有する。

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