中国百度のロボタクシー、香港で自動運転車試験を開始へ

　１２月２日、中国の検索大手、百度（バイドゥ）は、傘下のロボタクシー運営「アポロ・ゴー」による自動運転車の試験運行を香港で行う認可を取得した。武漢で７月撮影（２０２４年　ロイター／Sarah Wu）

［北京　３０日　ロイター］ - 中国の検索大手、百度（バイドゥ）は、傘下のロボタクシー運営「アポロ・ゴー」による自動運転車の試験運行を香港で行う認可を取得した。

香港運輸局は３０日、百度アポロ・インターナショナルが北ランタオ島で自動運転車１０台の試験運行を行うことを承認したと発表した。

期間は１２月９日から５年間で、第一段階では指定された道路で一度に１台の自動運転車の運行が許可される。

試験中は、搭乗するオペレーターが必要なら車両制御を行うという。

香港政府は２０１７年から自動運転車を推進してきたが、今年３月に新しい法律が施行され、今回初めて公道を含むより広範な試験走行を許可した。

百度が本土以外で自動運転車の試験認可を取得したのは初めて。

アポロ・ゴーは中国の複数の都市で運営されており、武漢市では４００台を超える車両が運行している。

広報担当者は、「ＡＩ（人工知能）と自動運転技術のメリットをより多くの国や地域にもたらすことを楽しみにしている」と述べ、今後の海外展開に期待を示した。

ウォール・ストリート・ジャーナルは先に、百度が香港、シンガポール、中東などでロボタクシーサービスを開始する計画だと報じた。