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米、ウクライナへの核兵器移転検討を否定 通常戦力で防衛強化

ロイター / 2024年12月2日 14時50分

 12月1日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ウクライナへの核兵器移転は検討していないと述べた。ロシアの自爆型ドローンを迎撃するために待機するウクライナ軍人、南部へルソンで6月撮影(2024年 ロイター/Ivan Antypenko)

[1日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は1日、ウクライナへの核兵器移転は検討していないと述べた。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は先月、バイデン大統領が退任前にウクライナに核兵器を提供する可能性があると複数の西側当局者が示唆したと報じた。

この報道についてABCの番組で問われたサリバン氏は「そのようなことは検討していない」と否定。「われわれが行っているのはウクライナが効果的に防衛しロシアと戦えるよう、さまざまな通常戦力を増強することで、核戦力(を与えること)ではない」と述べた。

ウクライナは旧ソ連時代に配備された核兵器を1991年のソ連崩壊後に受け継いだが、94年のブダペスト合意に基づき、米英ロによる安全保障の確約と引き換えにこれら兵器を放棄した。

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