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インド製造業PMI、11月は56.5に低下 物価圧力強まる

ロイター / 2024年12月2日 16時39分

 12月2日、S&Pグローバルがまとめた11月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値は56.5で、前月の57.5から低下したものの、高水準を維持した。写真は2016年7月、アーメダバードにある家具工場で撮影(2024年 ロイター/Amit Dave)

Shaloo Shrivastava

[ベンガルール 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値は56.5で、前月の57.5から低下したものの、高水準を維持した。

物価圧力が強まり需要がやや伸び悩んだが、事業見通しは大幅に改善した。

速報値の57.3から大幅に下方改定された。ただ、好不況の分かれ目となる50を3年半近く上回っている。

生産指数は今年最低の水準。新規受注指数も今年2番目の低水準に落ち込んだ。競争とインフレ圧力が背景だが、旺盛な需要を受けて急ピッチな拡大ペースを維持している。

特に外需の拡大ペースは7月以来の高水準だった。

今後の1年間の事業見通しを示す指数は大幅に上昇し、6カ月ぶりの高水準。雇用も引き続き拡大したが、拡大ペースは前月から鈍った。

投入価格と産出価格はともに小幅上昇。投入価格の上昇率は7月以来の高水準、産出価格の上昇率は過去11年以上で最高。

化学製品、綿花、皮革、ゴムなどさまざまな中間財の投入価格が上昇した。原材料費、人件費、輸送費の上昇分が消費者に転嫁されたため、産出価格も上昇した。

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