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英製造業PMI、11月改定48.0 9カ月ぶり低水準

ロイター / 2024年12月2日 19時39分

S&Pグローバル/CIPSが2日発表した11月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.0と、10月の49.9から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。イングランド銀(中央銀行)本部前で9月撮影。(2024年 ロイター/Mina Kim/File Photo)

David Milliken

[ロンドン 2日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが2日発表した11月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.0と、10月の49.9から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。

国内外からの受注が減少したほか、供給網の混乱継続でコストが上昇した。速報値は48.6だった。好不況の分かれ目となる50を下回った。

新政権が発表した予算案で雇用主の税負担が250億ポンド(320億ドル)増えたことや、最低賃金の7%引き上げ、紅海の海運混乱、世界的な関税引き上げのリスクが逆風となった。

S&Pのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「製造業は当面、高コスト、低需要、不確実性の高まりという環境に直面することになる」と指摘。

「あらゆる規模の企業が不況に見舞われているが、小規模企業が最も打撃を受けており、特に生産、新規受注、新規輸出事業の落ち込みが顕著だ」と述べた。

一部の企業は政府の予算案や世界経済の不透明感を受けて、顧客がコスト増加を理由に投資を延期・中止していると報告した。

受注、生産、雇用の減少ペースはいずれも過去9カ月で最大だった。

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