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NY外為市場=ユーロ1%下落、仏政局への懸念で

ロイター / 2024年12月3日 7時19分

終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが下落した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

By Gertrude Chavez-Dreyfuss

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが下落した。フランスで内閣不信任案可決の可能性に対する懸念が高まった。内閣が総辞職すれば、拡大する財政赤字の抑制計画が停滞することになる。    

ユーロ/ドルは1%安の1.0469ドル。1日の下落幅としては11月初旬以来最大となる見込み。

バリンジャー・グループのFX市場アナリスト、カイル・チャップマン氏は「仏政局の混迷と米国の経済指標のさらなる上振れにより、ユーロは12月に悲惨なスタートを切った」と指摘。「予想通り仏政権は不信任投票に直面し、敗北する可能性が高い。夏まで再選挙は認められず、短期的に財政赤字を削減する明確な道筋はない」とした。

主要通貨に対するドル指数は0.3%上昇し106.33となった。    

ドルに対しては経済指標も追い風となった。

米供給管理協会(ISM)が2日発表した11月の製造業景気指数は48.4だった。2023年7月以来の低水準だった10月の46.5から上昇した。

全般的に明るいデータにもかかわらず、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は2日、今月17─18日の会合で利下げを支持する考えを示した。

CMEのフェドウォッチによると、ウォーラー氏の発言を受けて、市場では今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる確率が79%に上昇した。前営業日終盤は66%だった。同時に、FRBが利上げを一時停止する確率は前営業日終盤の34%から21%に低下した。

ドルは対円では0.2%下落し149.37円となった。

ドル/円 NY終値 149.59/149.63

始値 150.15

高値 150.35

安値 149.09

ユーロ/ドル NY終値 1.0497/1.0498

始値 1.0522

高値 1.0538

安値 1.0461

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