米大統領、独仏など欧州同盟国を非難 「脳死」発言や防衛費で

ロイター / 2019年12月4日 2時58分

トランプ米大統領は3日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に先立ち、マクロン仏大統領のNATO「脳死」発言について「非常に不快」と述べたほか、防衛費が少なすぎるとしてドイツを非難した(2019年 ロイター/KEVIN LAMARQUE)

[ロンドン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に先立ち、マクロン仏大統領のNATO「脳死」発言について「非常に不快」と述べたほか、防衛費が少なすぎるとしてドイツを非難した。

NATO首脳会議出席に向けロンドンを訪れたトランプ大統領は、NATOが「脳死状態」としたマクロン大統領の発言について「非常に、非常に不快な発言だ」と記者団に語った。

一方、マクロン大統領は同日、自身の発言を固持し、NATOは核となる目的を明確にすべきと主張。加盟国のトルコを取り上げ、テロリズムの定義にさえ同意できていないと指摘した。

トルコはシリア侵攻でテロ組織と見なすクルド人勢力の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)掃討作戦を実施し、複数のNATO加盟国が批判。トルコのエルドアン大統領は3日、トルコがテロリストと見なす組織をNATOとしてテロリスト組織と認定しなければ、バルト諸国防衛計画に反対する方針を示した。

カナダやオランダの首脳らは同日、NATO改革に向けた独仏の提案を支持した。

トランプ大統領はまた、欧州諸国がNATOの防衛費を十分負担していないと指摘。「(米国が)NATOや通商面で利用されるのは不当であり、許されない」とし、航空宇宙分野や欧州の「デジタル課税」などあらゆる欧米間の紛争について言及した。

さらに、防衛費の支出目標である国内総生産(GDP)比2%達成を巡り、ドイツなどが「義務を怠っている」として批判した。

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