北朝鮮の金正恩氏、長距離砲部隊の火力打撃訓練を視察=KCNA
ロイター / 2020年3月3日 10時20分
北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は3日、最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が2日に長距離砲部隊の火力打撃訓練を視察したと報じた。写真は3月2日、KCNAが公開(2020年 ロイター 朝鮮中央通信)
[3日 ロイター] - 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は3日、最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が2日に長距離砲部隊の火力打撃訓練を視察したと報じた。
これに先立ち韓国軍は、北朝鮮が2日、短距離ミサイル2発を発射したことを明らかにしているが、朝鮮中央通信はミサイル発射には触れなかった。
国営メディアは、多連装ロケット砲(MLRS)と呼ぶミサイルが発射される写真を掲載した。MLRSは昨年初めて確認されている。
今回発射された大型MLRSは北朝鮮が昨年発射した短距離ミサイルの一部よりは小型だが、弾道ミサイルの一種で、国連安全保障理事会決議に違反する可能性があるとアナリストは指摘する。
韓国軍は、北朝鮮が2日、短距離ミサイル2発を発射したことを明らかにした。韓国軍の合同参謀本部によると、短距離ミサイルは東海岸の元山(ウォンサン)市から海に向かって発射された。ミサイルの飛行距離は240キロ、高度は35キロだった。北朝鮮はこれまでにも元山市から短距離ミサイルを発射している。
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