米格付け「AA+」に据え置き、債務・財政赤字拡大へ=S&P
ロイター / 2020年4月3日 10時14分
格付け会社S&Pグローバル・レーティングは2日、米国の格付けを「AAプラス/A─1プラス」に据え置き、見通しは「安定的」とした。写真は2018年12月、、ニューヨーク市で撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)
[2日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは2日、米国の格付けを「AAプラス/A─1プラス」に据え置き、見通しは「安定的」とした。
ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による「経済的ショック」を受け、米政府の債務と財政赤字は今年、拡大する可能性が高いとした。
新型ウイルスの感染拡大を防ぐため多くの州が外出自粛などの措置をとり、米経済活動の大部分が停止する中、米議会は前週、2兆ドルを超える規模の経済対策を可決した。
S&Pは、2020年の米経済が約1.3%のマイナス成長になると予想。21年はプラス3.2%、22年はプラス2.5%に回復するとの見通しを示した。
財政状況については、20年に財政赤字と公的債務が「急速に」拡大した後、来年以降の景気回復によって一定の改善が見込まれるとした。
格付け会社フィッチ・レーティングスも前週、米国の格付けを「AAA」に据え置いた。ただ、新型ウイルスの影響で経済に大きな打撃が生じる以前から米国の債務や財政赤字は拡大傾向にあったとし、信用力が低下しつつあると警告した。[nL4N2BJ5E6]
この記事に関連するニュース
-
S&P、トルコの格付け「B+」に引き上げ 政策の連携改善へ
ロイター / 2024年5月4日 18時19分
-
ギリシャ見通し、「ポジティブ」に変更 債務削減を評価=S&P
ロイター / 2024年4月22日 9時20分
-
中国、フィッチの格付け見通し変更に反論、評価システムを批判(中国、米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月12日 10時20分
-
フィッチ、中国格付け見通し「ネガティブ」に下げ 成長にリスク
ロイター / 2024年4月10日 17時48分
-
中国の格付け見通しを引き下げ フィッチ、財政赤字拡大続くと
共同通信 / 2024年4月10日 15時38分
ランキング
-
1習近平氏が5日から5年ぶりに訪欧、米国の対中圧力に対抗 欧州の足並み乱す狙いも
産経ニュース / 2024年5月4日 19時48分
-
2最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
-
3ゼレンスキー氏ら指名手配 ロシア内務省
共同通信 / 2024年5月5日 0時51分
-
4台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
-
5ガザ休戦、詰めの駆け引き ハマス、カイロで交渉開始
共同通信 / 2024年5月5日 0時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください