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ブラジル、新型コロナ対策で米中などに支援と協力要請=保健相

ロイター / 2020年4月3日 15時45分

 4月2日、ブラジルで医療・防護用品が底を突いてきており、数週間以内に新型コロナウイルス感染拡大対策で厳しい状況に追い込まれる見通しとなっている。写真は3月30日、サンパウロのスラムを歩く医師団。スラムの住民たちが私費で雇ったという(2020年 ロイター/Amanda Perobelli)

[ブラジリア/サンパウロ 2日 ロイター] - ブラジルで医療・防護用品が底を突いてきており、数週間以内に新型コロナウイルス感染拡大対策で厳しい状況に追い込まれる見通しとなっている。中国に発注した医療・防護用品の新たな到着は、今後1カ月は見込めないという。

マンデッタ保健相は、現時点では各州の在庫は潤沢だが、総額12億レアル(2億2800万ドル)の発注先が見つかるまで、数カ国に支援を要請する必要があったと述べた。

同相は、「最初の国と2番目の国は(支援を)承諾しなかった。そして昨日午後、5番目に依頼した国が発注を受け入れ、30日以内に納品されることになった。60日以上分に相当する大量の購入だ」と述べた。

保健省はロイターに、その相手国は中国で、発注総数は2億点と明かした。

同相は2日には、新任の駐ブラジル米国大使と面会し、新型コロナ対策における米国とブラジルの協力について協議したと説明。その際、ブラジル企業が同国と米国双方で使用するマスクを生産する可能性などが話し合われたと述べた。

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