スペインのサービスＰＭＩ、3月は23.0 史上最低水準に急低下

［マドリード　３日　ロイター］ - ＩＨＳマークイットが発表した３月のスペインのサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は２３．０で、前月の５２．１から急低下。史上最低水準に下落した。

新型コロナウイルスの感染拡大で、特にホテルやレストランが大きな打撃を受けた。

スペインのサービス部門ＰＭＩは前月まで、好不況の分かれ目となる５０を６年余りにわたって上回っていた。

ＩＨＳマークイットのエコノミクス・ディレクター、ポール・スミス氏は「３月の数値は、新型ウイルスのパンデミック（世界的な大流行）と抑制策の影響を浮き彫りにした」と述べた。

１日に発表された製造業の購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は４５．７となり、ほぼ７年ぶりの低水準だった。[nL4N2BP32Z]

スミス氏は、今年第２・四半期の景気の悪化は２００８─０９年の景気後退期を上回る蓋然性が極めて高いとの見方を示した。