英総合PMI改定値、3月は過去最低の36 サービス業の打撃深刻
ロイター / 2020年4月3日 19時27分
[ロンドン 3日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した3月の英総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は、調査開始以来最低となった。3月後半に新型コロナウイルス対策として経済活動を制限する措置がとられたことが響いた。
製造業とサービス部門を合わせた総合PMIは36.0で2月の53.0から大幅に低下。速報値の37.1からも下方修正された。
サービス部門も53.2から34.5に低下。速報値の35.7から下方修正された。
調査データを収集した3月12─27日の間には、感染拡大防止のため、飲食店などサービス業の営業休止命令が出た。
各国が新型コロナで打撃を受けた経済の支援に動く中、英国も一時帰休となった従業員への支援措置を発表した。
IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は、一時帰休が広範囲な失業の抑制に寄与したとの声が回答者から多く聞かれたと述べたが、「それでもサービス業の雇用水準はここ10年あまりで最大のペースで減少した。採用が凍結されるなか、退職を余儀なくされたり、退職者の補充がされていないとみられる」と指摘した。
サービス部門の調査では、新規ビジネスが最大の落ち込みとなったほか、事業の見通しも過去20年余りで最悪となった。
サービス部門では、唯一IT分野の事業活動が活発だった。これは在宅勤務が増えた影響とみられるが、新規事業は2011年以来最大の落ち込みを記録した。
先に発表された製造業PMI改定値は2012年7月以来の低水準だった。[nL4N2BP2OK]
エコノミストは第2・四半期の成長率が、世界金融危機時よりはるかに深刻な10%かそれ以上のマイナスと予想するが、新型コロナが終息に向かえば急回復する可能性があるとみている。
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