香港金融管理局、銀行預金準備を半減 新型コロナ対策
ロイター / 2020年4月4日 2時21分
[香港 3日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は3日、銀行の預金準備を半分に引き下げると発表した。これにより銀行の融資能力は2000億香港ドル拡大され、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けている中小企業の流動性問題の軽減に役立てたい考え。
こうした措置は中国人民銀行(中央銀行)のほか、欧州中央銀行(ECB)なども取っている。
香港金融管理局はこのほか、米連邦準備理事会(FRB)のレポ取引を活用してドル資金を調達し、香港の銀行に融資する可能性があることも明らかにした。
香港金融管理局はこれまでに銀行のカウンターシクリカル資本バッファー(CCyB)比率を昨年10月以降2回引き下げた。これにより7000億─8000億香港ドルの資金の利用が可能になっているとしている。
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