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米エクソンとシェブロン、シェール生産・投資大幅削減 決算は明暗

ロイター / 2020年5月3日 16時28分

米石油大手エクソンモービルとシェブロンが1日発表した第1・四半期決算では、新型コロナウイルス流行を受けた原油の需要減退や価格急落が業績の打撃となり、米シェールオイル生産に急ブレーキがかかっていることが示された。写真は2018年4月、ベネズエラのカラカスで撮影(2020年 ロイター/Marco Bello)

[ヒューストン 1日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービル とシェブロン が1日発表した第1・四半期決算では、新型コロナウイルス流行を受けた原油の需要減退や価格急落が業績の打撃となり、米シェールオイル生産に急ブレーキがかかっていることが示された。

両社とも国内シェール油田の中心であるパーミアン盆地での生産や投資を大幅に削減した。

エクソンは第1・四半期に6億1000万ドルの赤字を計上。赤字転落は1988年以来。1株あたり損失は0.14ドル。前年同期は23億5000万ドル(1株0.55ドル)の黒字だった。

特別項目を除く1株利益は0.53ドルで、アナリスト予想の調整後1株利益0.18ドルを上回った。

原油価格の下落や利益率低下で在庫の減損処理が約30億ドルに上った。

シェブロンは36億ドルの黒字。主にアゼルバイジャンでの石油・パイプライン施設の売却による16億ドルの特別利益により、前年同期の26億ドルから増加した。製油事業や石油生産拡大で価格安の影響を相殺した。

一方、両社は今年の設備投資額を30%削減すると発表。シェブロンは140億ドルに、エクソンは230億ドルにするとした。これは4年ぶり低水準。ともにシェール分野での削減が大きいという。

株価はエクソンが7.2%安、シェブロンは2.8%安で引けた。

両社ともに四半期配当は維持した。

*株価を更新して再送しました。

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