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原油先物は下落、新型コロナ感染者急増で燃料需要巡る懸念強まる

ロイター / 2020年7月3日 10時33分

7月3日、アジア時間の原油先物は下落。世界各地や米国で新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、燃料需要の回復見通しが後退した。米テキサス州の油田で2019年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[ソウル 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。世界各地や米国で新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、燃料需要の回復見通しが後退した。

0042GMT(日本時間午前9時42分)時点で、北海ブレント先物 は0.37ドル(0.9%)安の1バレル=42.77ドル。米WTI原油先物 は0.34ドル(0.8%)安の1バレル=40.31ドル。

2日の取引では、強い内容となった米雇用統計や米原油在庫の減少を受けてともに2%超値上がりしていた。週間では北海ブレントは4.3%高、WTIは5.6%高。

ただ、新型コロナウイルスの感染者が急増していることが原油相場を圧迫している。ロイターの集計によると、米国では2日、感染者が5万人超増加。1日当たりの感染者としては、3日連続で過去最多を更新した。

ANZリサーチはリポートで「市場では移動や事業活動の制限措置緩和に伴い、原油需要が拡大するとの見方が強まっていたが、感染拡大でこの回復が遅れる恐れがある」と指摘。「ガソリン需要の回復は米経済が改善するまで停滞するだろう」とした。

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