英マンチェスターで「重大インシデント」宣言、コロナ対応で

８月２日、英マンチェスター地域で、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため「重大インシデント」が宣言された。１日撮影（２０２０年　ロイター/Phil Noble）

［ロンドン　２日　ロイター］ - 英マンチェスター地域で、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため「重大インシデント」が宣言された。地方メディアが２日、地元当局者の話として伝えた。

ハンコック英保健相は先週、新型コロナの感染拡大が加速していることを踏まえ、グレーター・マンチェスターのほか、ウェスト・ヨークシャーとイースト・ランカシャーの一部地域を含むイングランド北部で行動制限を強化する方針を示していた。

マンチェスター市議会のリーダー、リチャード・リース氏はマンチェスター・イブニング・ニュースで、「市議会と関係組織は今年初めから新型コロナの影響に対処するため緊密に連携してきたが、重大インシデントを宣言することでさらなる連携強化が可能になる」と指摘。「対応を統括する中央指揮系統の確立が可能になる」と述べた。

市議会は現時点でロイターの取材に応じていない。