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ロシア発のバイデン氏情報巡る報告書、非公表が妥当=米国土長官代行

ロイター / 2020年9月3日 14時11分

 9月2日、ウルフ米国土安全保障長官代行は、ロシアが米野党・民主党の大統領候補であるバイデン氏(写真)について精神的に不安定という人物像を描こうと試みていると警告する機密扱いの報告書の公表を控えたことについて、正しい判断だったとの認識を示した。写真はデラウェア州 ウィルミントンで撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 2日 ロイター] - ウルフ米国土安全保障長官代行は2日、ロシアが米野党・民主党の大統領候補であるバイデン氏について精神的に不安定という人物像を描こうと試みていると警告する機密扱いの報告書の公表を控えたことについて、正しい判断だったとの認識を示した。

米ABCニュースによると、報告書の草案はタイトルに「ロシアが2020年選挙に影響を与える目的で米候補者の健康状態を悪く伝える公算大」と記されており、同省の議会および広報対応の部署に7月7日に提出されたという。

ウルフ氏はFOXニュースに対し、公表を差し控えたのは、内容が不十分で文書として分かりにくかったからだと説明。

「私は今後も、同省が最も質の高い情報だけ公表するよう図る」と述べた。

報道された報告書の草案は、ロシア国営のテレビネットワークRTと通信社スプートニク、ロシア政府に代わり情報を発信するウェブサイトが2019年9月から20年5月の間にバイデン氏が「精神的に不健康」との情報を発信したと指摘。

また、イランと中国のメディアはトランプ大統領の精神的な健康状態に疑問を呈する情報を伝えていたとしている。

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