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米リフトが第2四半期に黒字化、創業来初 目標より1四半期早く

ロイター / 2021年8月4日 6時0分

[3日 ロイター] - 米配車大手リフトが3日発表した第2・四半期(6月まで)決算は調整後のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が2380万ドルとなり、目標より1四半期早く黒字化を達成した。コスト抑制や乗客数の回復が寄与した。黒字計上は2012年の創業以来初めて。市場予想は約5000万ドルの赤字だった。

これを受け、株価は引け後の時間外取引で4%上昇した。

リフトは当初、今年末までの黒字化を目標に掲げていたが、その後、第3・四半期での達成に前倒ししていた。

ジョン・ジマー社長は「当社のビジネスモデルはかつてないほど健全なものになっている」と指摘。過去2─3年間で実施してきた技術や効率性の改善により、収益性が向上したと述べた。

また、乗客数がパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻ったとしても、コストを抑制することができるとし、「今後も調整後ベースでの収益性を維持できると見込んでいる」とした。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、ジェームズ・コールドウェル氏は「アクティブな乗客数がパンデミック前の水準より依然として20%少ないにもかかわらず、黒字化を達成したという事実は、リフトの利益にまだ十分なアップサイドがあることを示している」と述べた。

第2・四半期の乗客数は第1・四半期から約360万人増加し1700万人超となった。パンデミック関連の制限措置が解除されたことなどが寄与した。

第2・四半期の売上高は7億6500万ドル。アナリスト予想は6億9700万ドルだった。

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