原油先物は続伸、週間では6週連続の下げへ
ロイター / 2021年12月3日 11時38分
[メルボルン 3日 ロイター] - 原油先物価格はアジア時間の取引で続伸している。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」が今後需要に影響を及ぼした場合、次回会合前に増産計画を見直す可能性があるとしたことが背景。
ただ、週間では6週連続の下げとなる見通し。
0122GMT(日本時間午前10時22分)時点で米WTI先物は0.27ドル(0.4%)高の1バレル=66.77ドル。
北海ブレント先物は0.12ドル(0.2%)高の同69.79ドル。
OPECプラスは2日に開催した閣僚級会合で、協調減産幅を毎月日量40万バレルずつ縮小するという現行の計画を来年1月も維持することで合意した。
ただ、オミクロン株の感染拡大を防ぐための対策で需要が減少した場合には、減産計画を見直す可能性があることを示唆した。必要であれば1月4日の次回より前に会合を開く可能性もあるとした。
オミクロン株が原油需要に影響を及ぼし、OPECプラスが増産を一時停止するとの観測が高まり、原油市場はここ1週間大幅に変動した。週間ではブレント先物が約4%、米WTI先物が約2%の下げとなる見通し。
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