米大統領、ウクライナ巡りロシアに警告 「断固として対応」

　バイデン米大統領（写真）は２日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ロシアがウクライナに侵攻すれば、米国とその同盟国は「断固として対応」すると表明した。昨年１２月撮影（２０２２年　ロイター／/Kevin Lamarque）

［ウィルミントン（米デラウェア州）　２日　ロイター］ - バイデン米大統領は２日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ロシアがウクライナに侵攻すれば、米国とその同盟国は「断固として対応」すると表明した。ホワイトハウスが声明で明らかにした。

バイデン大統領は先月３０日にロシアのプーチン大統領と会談。ウクライナ情勢を巡る緊張が高まれば、米ロ関係の決裂につながる可能性があると互いに警告した。ロシアがウクライナ国境付近に約１０万人規模の兵士を集結させるなど、緊張が高まっている。

ホワイトハウスのサキ報道官は声明文で「バイデン大統領は、ロシアがウクライナにさらに侵攻した場合には、米国と同盟国、およびパートナーは断固とした対応を取るとの方針を明確にした」と説明した。

ホワイトハウスによると、両首脳は、危機対応に向けた今後の外交上の会合の準備を巡って話し合ったという。

ゼレンスキー大統領はツイッターに、欧州の平和を維持し、状況のエスカレートを避けるための協調行動について協議したと投稿した。