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米下院、マッカーシー議長を解任 史上初 共和内紛で混乱さらに

ロイター / 2023年10月4日 8時19分

米下院は3日、共和党保守強硬派議員が提出したマッカーシー議長(共和)の解任動議を216対210の賛成多数で可決した。写真はマッカーシー議長。9月30日撮影(2023年 ロイター/ Ken Cedeno)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米下院は3日、共和党保守強硬派議員が提出したマッカーシー議長(共和)の解任動議を216対210の賛成多数で可決した。下院議長の解任は史上初めて。

議会は政府機関閉鎖を土壇場で回避したばかりだが、共和党内の内紛でさらなる混乱に陥った。

解任動議は保守強硬派のマット・ゲーツ議員が提出。マッカーシー氏が歳出削減に十分に取り組んでいないと非難した。

下院は共和党が221対212で辛うじて多数派を握っており、この日の採決では民主党208議員に加え共和党8議員が解任を支持した。

議会は政府予算案の可決やウクライナ向け追加支援の検討など急務に直面する中で未知の領域に置かれた。

ホワイトハウスは、下院が速やかに後任議長を選出することを望んでいると述べた。

米政治専門サイトのポリティコが関係筋の話として伝えたところによると、マッカーシー氏は下院議長に再度立候補しない意向。

誰が後任に就くかは不明だ。スティーブ・スカリス議員やトム・エマー議員ら他の共和党指導部が候補になる可能性があるが、いずれも公には関心を表明していない。

臨時議長には同党指導部のパトリック・マクヘンリー議員が指名された。

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