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ウクライナ向け西側供与の兵器の一部、タリバンの手に=ロ大統領

ロイター / 2023年11月4日 0時35分

ロシアのプーチン大統領は3日、西側諸国がウクライナに供与した兵器の一部が違法な武器市場を通じて中東に流れ、イスラム主義組織タリバンに売られていると主張した。代表撮影(2023年 ロイター)

[モスクワ 3日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は3日、西側諸国がウクライナに供与した兵器の一部が違法な武器市場を通じて中東に流れ、イスラム主義組織タリバンに売られていると主張した。

プーチン氏は「ウクライナから中東に兵器が流れていると言われている。もちろんそうだ、売られているのだから」とし、「タリバンに売られ、そこからどこへでも流れる」と発言した。

2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以来、西側の大国はロシア軍を打ち負かすためウクライナに数百億ドルもの武器を供与してきた。

キール世界経済研究所によると、米国はじめ西側の8つの援助大国はウクライナに少なくとも総額840億ユーロ(900億ドル)の軍事支援を約束した。

ウクライナは供与された武器を厳重に管理しているとするものの、西側の安全保障当局者の一部は懸念を示しており、米国はウクライナに対して汚職問題により広く取り組むよう求めた。

22年6月、国際刑事警察機構(インターポール)のユルゲン・ストック事務総長は、ウクライナに供与される高性能兵器の一部が犯罪組織の手に渡る恐れがあると警告していた。

「国際組織犯罪に対抗するグローバル・イニシアティブ」が今年3月にまとめたウクライナでの戦闘と違法な武器取引に関する報告書は「現在、ウクライナ紛争地域からの武器の大量の流出はない」とした上で、現在の戦闘が終結した際にはウクライナの戦場が秩序のない新たな武器庫となる可能性があることを前例が示しているとも言及した。

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