1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

インドの格上げ、今後2年の財政状況見極めながら検討=S&P

ロイター / 2024年6月3日 14時54分

 大手格付け機関S&Pグローバル・レーティングのアナリストは5月31日、インド新政権の今後2年の財政再建状況を注視しながら格付けの引き上げを検討すると述べた。写真は4月16日撮影。(2024年 ロイター/Priyanshu Singh)

Siddhi Nayak

[ムンバイ 31日 ロイター] - 大手格付け機関S&Pグローバル・レーティングのアナリストは31日、インド新政権の今後2年の財政再建状況を注視しながら格付けの引き上げを検討すると述べた。

S&Pは29日、インドのソブリン格付けの見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。力強い経済成長が格付け評価の指標に建設的な影響を及ぼしているとした。格付けは「BBBマイナス」に据え置いた。

S&Pのソブリン・国際財政格付け担当ディレクターのイーファーン・プア氏はオンラインセミナーでの質問に対して「今後2年間、政府の財政再建の道筋が継続するかどうかを注意深く見守っている」と述べた。

インドは、財政赤字の国内総生産(GDP)比率を2023/24年度予想値の5.8%から、25/26年度末までに4.50%に縮小することを目指している。

S&Pはインド準備銀行(中央銀行)が23─24年度に黒字を政府に移転することで財政状況が改善すると見込んでいる。

ただ、プア氏は、政府がこの資金を財政赤字削減に使うのか、もしくは歳出を拡大するのかを見極める必要があると述べた。

また、インドは国内で自国通貨建てで財政赤字を賄うことが可能であり、それが今後の格付けに反映されると説明した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください