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午後3時のドルは157円前半で底堅い、円売り圧力根強い

ロイター / 2024年6月3日 15時41分

 6月3日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの157円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 3日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの157円前半で取引されている。週明けアジア市場は手掛かり難から小動きとなったものの、ドルの下値では円が売られる展開に変わりはなかった。

ドルは特段の手掛かりがない中、157円半ばまで一時上昇するなど底堅い動きとなった。日米ともに金利が上昇しているため「日米金利差は拡大していないが、金利差の大きさ自体がキャリートレード継続を促しており、ドル/円が底堅く推移している」(バークレイズ証券チーフ為替ストラテジストの門田真一郎氏)という。

介入と見られる円急騰からひと月が経過し、投機筋が再び円売りに動き始めた側面を指摘する声もあった。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物非商業部門の取組状況によると、5月28日時点の投機の円売りは15万枚超と、2週連続で増加した。

財務省は5月31日、4月26日から5月29日までの間に、政府・日銀が合計9兆7885億円の為替介入を実施したと公表した。介入実施日はまだ不明だが、円急騰後の5月14日時点で12万枚強まで縮小していた投機の円売りが、半月を経て再び積み上がっていることが明らかになった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.41/157.42 1.0852/1.0853 170.81/170.85

午前9時現在 157.18/157.19 1.0851/1.0855 170.58/170.59

NY午後5時 157.31/157.32 1.0846/1.0850 170.61/170.65

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