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日経平均は続伸、米株高の流れ引き継ぐ 上値追いは限定的

ロイター / 2024年6月3日 15時46分

 6月3日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比435円13銭高の3万8923円03銭と、続伸して取引を終えた。写真は都内の株価ボード。2015年12月撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比435円13銭高の3万8923円03銭と、続伸して取引を終えた。前週末の米国株式市場でインフレへの過度な警戒感が和らぎ株高となった流れを引き継いだ。ただ、市場は月初で米雇用統計などの経済指標待ちとなっており、積極的に上値を追う展開にはならなかった。

日経平均は前営業日比247円高で寄り付いた後も上げ幅を拡大し、一時、544円高の3万9032円50銭まで上昇、心理的節目の3万9000円を上回る場面がみられた。時間外取引で米10年債利回りが低下基調となったことで、指数寄与度の高い銘柄の一角が買われた。後場は上げ幅をやや縮小し、3万8900円近辺でのもみ合いが継続した。

大和証券の林健太郎シニアストラテジストは「物価上昇圧力が和らぎ市場に安堵感が広がっているものの、まだ経済指標を一つずつ確認していかないといけない局面」と指摘。特に、今夜発表される5月の米ISM製造業指数、週末に発表される5月の米雇用統計への市場の関心は高いという。

東証株価指数(TOPIX)は0.92%高の2798.07ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.92%高の1440.32ポイント。プライム市場の売買代金は4兆1313億4700万円だった。東証33業種で値上がりは証券、保険、海運、鉱業など28業種、値下がりは電気・ガス、輸送用機器など5業種だった。

主力株では、ファーストリテイリング、東京エレクトロンがしっかりで、2銘柄で日経平均を約128円押し上げた。そのほか、TDK、信越化学工業も底堅く推移した。半面、ディスコ、ソシオネクスト、レーザーテックは軟調となるなど、半導体関連株はまちまちだった。

型式指定申請で不正行為が行われていたとの報告を受けて、トヨタ自動車のほか、マツダ、ホンダなどの自動車株は総じてさえなかった。「ダイハツ問題を巡っては国内総生産(GDP)を押し下げるなどマクロにも影響が及んでおり、出荷状況や今夜の会見に注目したいところ」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.3%安の616.66ポイントと、反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1025銘柄(62%)、値下がりは563銘柄(34%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38923.03 +435.13 38734.95 38,734.95─3

9,032.50

TOPIX 2798.07 +25.58 2791.68 2,791.64─2,

809.53

プライム市場指数 1440.32 +13.16 1438.22 1,437.20─1,

446.21

スタンダード市場指数 1244.59 +10.03 1240.34 1,240.34─1,

244.86

グロース市場指数 795.59 -0.64 798.84 794.29─799.

14

グロース250指数 616.66 -1.83 620.33 615.44─620.

55

東証出来高(万株) 167604 東証売買代金(億円 41313.47

)

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