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国交省、トヨタ本社にきょう立ち入り検査 型式指定の不正で

ロイター / 2024年6月4日 8時5分

6月4日、国土交通省は愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社を立ち入り検査する。写真はトヨタのロゴ。東京モーターショーの会場で2019年10月撮影(2024年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[東京 4日 ロイター] - 国土交通省は4日午前、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社を立ち入り検査する。量産に必要な型式指定の申請で不正行為が明らかになったためで、行政処分を検討する[L4N3I115X]。

国交省は不正があったことを報告したホンダ、マツダ、ヤマハ発動機、スズキにも順次検査に入る。対象は計38車種で、このうちトヨタとマツダ、ヤマハ発は現在生産する6車種について出荷を一時停止した。

3日に会見したトヨタの豊田章男会長は「認証制度の根底を揺るがす行為で、自動車メーカーとして絶対にやってはいけない」と述べて陳謝した。

国交省はダイハツや豊田自動織機で認証不正が起きたことを受け、完成車メーカーなど85社に不正の有無に関する調査を求め、5月末までに5社から不正報告を受けた。

自動車産業を所管する経済産業省は3日、部品メーカーなどへの影響を速やかに調査し、必要な対策を検討すると発表した。1─3月期の国内総生産(GDP)は、ダイハツと豊田自動織機が認証不正で生産・出荷停止したことが響き、年率2.0%減となった。

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