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米翌日物調達金利が1月以来の高水準、流動性低下に警戒感

ロイター / 2024年7月3日 9時53分

 米ニューヨーク連銀が7月2日に発表したデータによると、銀行間取引の指標となる担保付き翌日物資金調達金利(SOFR)が1日に5.4%まで上昇した。写真は財務省。2021年4月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Al Drago)

Davide Barbuscia

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が2日に発表したデータによると、銀行間取引の指標となる担保付き翌日物資金調達金利(SOFR)が1日に5.4%まで上昇した。1月2日以来の高水準で、流動性低下していることが示された。

金利は先週末の5.33%から大きく上昇。アナリストによると、財務省による利付債の大規模供給を受け、入札決済で銀行のバランスシートが圧迫されたためという。

JPモルガンの米国短期デュレーション戦略責任者、テレサ・ホー氏は「供給が消化されるにつれ、SOFRは今後数日で正常化するはずだ」とした上で、連休で市場の流動性が低下しているため、もう少し時間がかかるかもしれないと見通した。

SOFRの急上昇は資金調達市場で現金が不足しつつある可能性を示す。短期資金調達コストは2019年9月にも急騰し、連邦準備理事会(FRB)が市場に流動性を注入する事態になった。

TDセキュリティーズUSAの米国金利戦略責任者、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は「19年の出来事を思い起こさせるため誰もが注視している」と語った。

こうした動きはニューヨーク連銀のリバースレポ・ファシリティーの利用増とほぼ一致。先週は6646億ドルの資金が流入し、1月10日の6800億ドル以来の高水準となった。

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