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南米アマゾン川が雨不足で水位低下、穀物運ぶはしけの航行に支障

ロイター / 2024年9月3日 13時2分

 南米アマゾン川では、昨年の記録的な干ばつとそれ以降の少ない降雨量によって水位が急激に低下し、輸出向け穀物を運ぶはしけの航行に支障をきたしている。ブラジル・アマゾナス州イランドゥバのアマゾン川支流ネグロ川で2日撮影(2024年 ロイター/Bruno Kelly)

Lisandra Paraguassu

[ブラジリア 2日 ロイター] - 南米アマゾン川では、昨年の記録的な干ばつとそれ以降の少ない降雨量によって水位が急激に低下し、輸出向け穀物を運ぶはしけの航行に支障をきたしている。

ブラジル地質調査所(SGB)は、6月以降水位が下がり続けており、流域全ての河川が過去の水位を下回りそうだと警告している。

同国マナウスでは、支流ネグロ川の水深が21メートルと、2023年同時期の24メートルから低下。企業は昨年のような輸送障害を避けるためにしゅんせつ作業を要請している。

政府の運輸インフラ当局DNITによると、喫水の浅い船しか通れないようになっている支流マデイラ川の重要なポイントではしゅんせつが始まっている。

コンサルティング会社ARGUSによると、昨年の干ばつでアマゾン川のいくつかの河川港でははしけが使用できなくなったが、今年の見通しはさらに悪いという。

流域全体では、航行に支障が生じたことによりコミュニティーが孤立に直面。住民は食料を買うために移動することができず、農作物にも被害が出ている。また、河川が干上がって魚が死んでしまい、漁業で生活しているコミュニティーに打撃となっている。

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