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南アGDP、第2四半期予想やや下回る+0.4% 電力は寄与要因

ロイター / 2024年9月3日 21時42分

南アフリカ統計局が3日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増加した。サントンの小売店で8月撮影。(2024年 ロイター/Lelethu Madikane/File Photo)

[プレトリア 3日 ロイター] - 南アフリカ統計局が3日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増加した。個人消費と電力供給の増加に支えられたが、農業、鉱業、運輸部門はマイナスとなり、ロイターがまとめた市場予想の0.5%増をやや下回った。

前年同期比では0.3%増。市場予想は0.4%増だった。

部門別では10部門中7部門がプラス成長を記録。数年ぶりに計画停電が実施されない期間が続いたことが寄与した。

ただエコノミストは、5月の総選挙に関連した政局の不透明感、港湾・貨物鉄道業務の停滞、世界的な需要低迷が引き続き経済の重しだと指摘している。

経済調査局(BER)の首席エコノミストは、停電がないのは大きな前進だが、他の制約要因はまだあると指摘。一方で第4四半期から成長が回復し始める可能性があるとし、9月1日からの年金制度改革で退職前に基金の一部引き出しが可能になったことを一因にあげた。

中央銀行は、年末までに引き出し額が400億-1000億ランド(22億ー56億ドル)となり家計消費と経済成長に寄与すると推定いている。

中銀が今月から利下げを開始すると予想されていることも要因。

BERは、2025年の成長率は2.2%となり今年の1%から加速すると予想しているが、これを持続させるには国の成長潜在力を高める改革を進める必要があるとしている。

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