米住宅インフレ、今後1年で緩和へ 需給ギャップ縮小=SF連銀
ロイター / 2024年9月4日 6時14分
米サンフランシスコ地区連銀が3日公表した報告書によると、米国の住宅インフレは住宅の需要と供給のギャップ縮小に伴い、今後1年間で緩和する可能性が高い。6月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
[3日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀が3日公表した報告書によると、米国の住宅インフレは住宅の需要と供給のギャップ縮小に伴い、今後1年間で緩和する可能性が高い。
ここ数カ月、住宅価格のインフレ率は低下しているものの、依然としてパンデミック(世界的大流行)前の水準を大きく上回っており、全体のインフレ率の大部分を占めている。
地区連銀の研究者は報告書で、住宅インフレは年内に2%まで低下する可能性があると予測。「住宅インフレ調整の程度と速度は非常に不確実だが、これは全体的なインフレの下振れ圧力に寄与するだろう」とした。
ただ、来年にはパンデミック前の平均である3.3%に戻る公算が大きいという。
米連邦準備理事会(FRB)は今月行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き下げを開始すると広く予想されている。
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