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NY市場サマリー(3日)ドル上昇、利回り低下 株大幅安

ロイター / 2024年9月4日 7時29分

<為替> ドルが上昇し、対ユーロでは2週間ぶり高値を付けた。米雇用統計など、週内に発表される一連の主要指標が注目されている。また、株式や高リスク通貨が売られる中、安全資産としてのドルへの投資妙味も高まったもよう。      今週は6日の米雇用統計に加え、4日に米求人件数、5日に新規失業保険件数が発表される。    3日発表された米指標では、8月のISM製造業景気指数は、8カ月ぶり低水準となった前月から小幅改善。しかし、節目の50を5カ月連続で下回るなど、製造業活動の低迷が当面続く公算が大きいことを示唆した。    ペッパーストーンのシニアリサーチストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は、ISMを受けて「市場が抱く米成長見通しに対する懸念が幾分和らぐだろう」と述べた。同時に、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイント、0.50%ポイントいずれの利下げ幅となるかを決定する可能性のある雇用統計などの発表を控え、「大きな動きは比較的限定的となる公算が大きい」とした。    CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む9月の0.25%ポイント利下げの確率は63%、0.50%ポイント利下げは37%となっている。    終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.3%安の1.1043ドル。一時、2週間ぶり安値となる1.103375ドルに沈んだ。    主要通貨に対するドル指数は0.2%高の101.84。8月は2.2%下落と、月間としては昨年11月以来の大幅な下げを記録した。    ドル/円は0.7%安の145.89円。日銀の植田和男総裁は3日、政府の諮問委員会に対し、経済と物価見通しが予想通りに推移していけば、引き続き政策金利を引き上げる方針を改めて示したと報じられた。    ポンド/ドルは0.4%安の1.30885ドル。8月のポンド上昇を受け、利益を確定する動きが出た。    全般的なリスク回避の動きに押され、豪ドル/米ドルは1.1%安、ニュージーランドドル/米ドルは0.8%安。

<債券> 利回りが低下した。指標となる10年債利回りは5営業日連続の上昇が終わる見込み。この日発表された米製造業指標では、製造業の活動は当面低迷が続く公算が大きいことが示唆された。    今週は5日に米ADP民間雇用統計、6日に雇用統計の発表を控える。        指標となる10年債利回りは5.7bp低下の3.854%。    金利の動向に敏感な2年債利回りは3.7bp低下の3.865%。    2年債と10年債の利回り格差はマイナス3.8bpとなった。        30年債利回りは5.3bp低下の4.143%。    物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が1.984%、10年物が2.112%。

<株式> 3指数とも大幅下落して取引を終えた。この日発表された経済指標で米製造業の活動は当面低迷が続く公算が大きいことが示唆され、市場心理を圧迫した。9月は歴史的にみて株価パフォーマンスが悪いことも警戒されている。    3指数の下落率は8月上旬以来の大きさとなった。業種別ではS&P総合500種の11部門のうち9部門が下落し、情報技術、エネルギー、通信サービス、素材が下げを主導した。    アレクシス・インベストメント・パートナーズのプレジデント、ジェーソン・ブラウン氏は、1950年代以降のデータによると、9月は株式市場のパフォーマンスが最も悪い月の一つと見なされていると指摘した。    巨大ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」が下落。エヌビディアは10%近く下げ、時価総額は2790億ドル減の2兆6500億ドルとなった。このほかアルファベットが3.6%、アップルが2.7%、マイクロソフトは1.8%、それぞれ下落した。フィラデルフィア半導体指数は7.8%安。    株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は33.2%上昇の20.72と、1日としての上昇率と終値の水準がいずれも8月上旬以来の高さとなった。    テスラは1.6%安。2025年終盤から中国でクロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」の6人乗りの生産を計画していることが関係者の話で分かった。    ボーイングは7.3%下落。ウェルズ・ファーゴが投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に引き下げた。

<金先物> 対ユーロでのドル高を嫌気した売りに続落。中心限月12月物の清算値 (終値に相当)は前営業日比4.60ドル(0.18%)安の1オンス=2523.00 ドル。

<米原油先物> 中国の需要減速懸念を背景に売り込まれ、大幅続落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値は前営業日(8月30日)清算値(終値に相当)比3. 21ドル(4.36%)安の1バレル=70.34ドル。中心限月ベースでは昨年12月中旬以来、約8カ月半ぶりの安値となった。11月物は3.06ドル安の69.59ドル。

一連の指標で世界最大の石油輸入国である中国の景気先行き不安が強まり、需要減速懸念が相場を圧迫。投資家のリスク回避姿勢を反映した米欧株安も原油売りにつながり、相場は一時70ドル割れに迫った。

東西に分裂状態にあるリビアで、中央銀行人事を巡る双方の「政権」の対立に伴い、国内の大半の油田が閉鎖されているが、国連の仲裁による協議が進展する兆しが出ている。石油生産停止への過度の懸念が後退したため、相場の下押し要因となったもよう。

ドル/円 NY終値 145.47/145.

48

始値 146.03

高値 146.31

安値 145.17

ユーロ/ドル NY終値 1.1043/1.10

44

始値 1.1035

高値 1.1068

安値 1.1027

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 102*05. 4.1229

50 %

前営業日終値 100*29. 4.1960

00 %

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*11. 3.8310

50 %

前営業日終値 99*22.5 3.9110

0 %

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.0 3.6387

0 %

前営業日終値 99*19.0 3.7150

0 %

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.1 3.8630

3 %

前営業日終値 99*21.2 3.9270

5 %

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 40936.93 -626.15 -1.51

前営業日終値 41563.08

ナスダック総合 17136.30 -577.33 -3.26

前営業日終値 17713.62

S&P総合500種 5528.93 -119.47 -2.12

前営業日終値 5648.40

COMEX金 12月限 2523.0 ‐4.6

前営業日終値 2527.6

COMEX銀 12月限 2834.4 ‐79.9

前営業日終値 2914.3

北海ブレント 11月限 73.75 ‐3.77

前営業日終値 77.52

米WTI先物 10月限 70.34 ‐3.21

前営業日終値 73.55

CRB商品指数 272.8042 ‐4.2280

前営業日終値 277.0322

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