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ガザ境界の軍駐留必要なし、停戦交渉反対理由にならず=ガンツ前国防相

ロイター / 2024年9月4日 8時37分

9月3日、イスラエル戦時内閣を6月に離脱したガンツ前国防相は、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で最大の争点となっているガザ・エジプト境界地帯(フィラデルフィ回廊)への軍駐留について、駐留継続の必要はなく、人質解放に向けた停戦合意の反対理由にすべきでないとの考えを示した。写真はイスラエルのラマト・ガンで6月撮影(2024年 ロイター/Nir Elias)

[エルサレム 3日 ロイター] - イスラエル戦時内閣を6月に離脱したガンツ前国防相は3日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で最大の争点となっているガザ・エジプト境界地帯(フィラデルフィ回廊)への軍駐留について、駐留継続の必要はなく、人質解放に向けた停戦合意の反対理由にすべきでないとの考えを示した。

ネタニヤフ首相は2日の会見で、フィラデルフィ回廊への軍駐留は不可欠だとの見解を改めて強調している。

しかしガンツ氏は、イスラエルにとって一番の脅威はフィラデルフィ回廊ではなくイランだと指摘。回廊はイスラム組織ハマスやその他のパレスチナ武装勢力がガザに武器を密輸するのを防ぐ上で確かに重要だが、軍駐留によって完全に止めることはできないと付け加えた。

またネタニヤフ氏がいったん回廊から撤退すれば、国際的な圧力で再駐留が難しくなると訴えたことについても「必要ならばフィラデルフィ回廊に戻ることはできる」と反論した。

その上でガンツ氏は、ネタニヤフ氏が国際的な圧力に耐えて再駐留に動けるほどの強さがないのであれば、野に下ってもらわなければならないと述べ、総選挙の実施を求めた。

ガザ停戦交渉を巡るネタニヤフ氏の姿勢には、米国などから不満が強まっている。

ガンツ氏は「この話はフィラデルフィ回廊ではなく、本当の戦略的判断が欠如しているということだ」と語り、ネタニヤフ氏の対応を批判した。

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