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米航空機保守スタンダードエアロが上場 株価急伸で時価総額104億ドル

ロイター / 2024年10月3日 10時51分

 10月2日、航空機の保守サービス企業、米スタンダードエアロが、ニューヨーク証券取引所に上場し、新規株式公開(IPO)価格を29%上回る初値を付けて、株式時価総額は103億8000万ドルに達した(2024年 ロイター/Kent J. Edwards)

Niket Nishant Echo Wang

[2日 ロイター] - 航空機の保守サービス企業、米スタンダードエアロが2日、ニューヨーク証券取引所に上場し、新規株式公開(IPO)価格を29%上回る初値を付けて、株式時価総額は103億8000万ドルに達した。

同社はIPO価格を、当初の目標レンジ1ドル=20―23ドルを超える24ドルに設定し、14億4000万ドルを調達。今年米国で実施されたIPOの中で3番目の規模となった。初値は31ドルだった。

IPOでは米投資会社カーライル・グループが持ち株を売り出したが、同社は引き続きスタンダードエアロの筆頭株主。シンガポールの政府系ファンド(SWF)、GICも一部の持ち株を売り出した。

スタンダードエアロは1911年創業で、航空機の保守、修理、点検サービスを行っている。ラッセル・フォード会長兼最高経営責任者(CEO)は、公開企業となることで新たな事業パートナーにアクセスできるようになり、サービスの提供範囲を広げられる、との期待を示した。

米国のIPO市場は、株価上昇と経済のソフトランディング(軟着陸)への期待からここ数週間で活発化しているが、スタンダードエアロは今年最後の大型上場の一つになる可能性がある。

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