イタリア失業率、8月は6.2％に改善 07年以降で最低

　１０月２日、イタリア統計局（ＩＳＴＡＴ）が発表した８月の失業率は６．２％と７月の６．４％（改定値）から改善し、２００７年９月以来の低水準となった。写真は地下鉄駅建設現場の作業員たち。イタリアのローマで５月撮影（２０２４　ロイター／Alberto Lingria）

[ローマ ２日 ロイター] - イタリア統計局（ＩＳＴＡＴ）が２日発表した８月の失業率は６．２％と７月の６．４％（改定値）から改善し、２００７年９月以来の低水準となった。

ロイターがまとめた１２人のアナリスト予想は６．６％だった。

８月は差し引きで４万５０００人の雇用が創出された。

６─８月の就業者は前期比１１万４０００人（０．５％）増。８月単月では前年同月比４９万４０００人（２．１％）増だった。

若年層（１５─２４歳）の失業率は前月の２０．１％から１８．３％に低下し、０４年の現行方式統計開始以来最低となった。

一方、就職も求職もしていない非労働力人口は前月から４万４０００人（０．４％）増加し、２カ月連続で増えた。

全体の就業率は６２．３％と前月から変わらず、ユーロ圏で最低水準となっている。