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午前のドルは堅調、1カ月半ぶり147円台 首相発言で円安地合い

ロイター / 2024年10月3日 12時33分

 10月3日、午前のドルは底堅い展開となった。石破茂首相が前日に日銀の利上げけん制とも受け止められるような発言をしたことを受け、円が広範に売られる展開が続いた。写真は日本円と米ドルの紙幣。北京で2022年6月撮影(2024 ロイター/Florence Lo)

[東京 3日 ロイター] - 午前のドルは底堅い展開となった。石破茂首相が前日に日銀の利上げけん制とも受け止められるような発言をしたことを受け、円が広範に売られる展開が続いた。

ドルは朝方の安値146円前半からじり高で、仲値公示後に一時147.25円まで上昇し、8月19日以来1カ月半ぶり高値を付けた。首相発言で円が全面安となった前日海外市場の流れに、仲値で輸入企業のドル買いが加わったことで、一段の上昇となった。

米金利の上昇がドル/円を支えたとする見方もあった。前日海外ではADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数が予想を上回ったほか、主要7カ国(G7)首脳が緊急電話会談で、中東問題の外交的解決は「まだ可能」との見通しを示したことなどから、米10年債利回りは1カ月ぶり高水準へ迫った。

市場では「あすの米雇用統計の結果次第で、ドルは一段と上昇する可能性がある」(FX会社関係者)と期待する声が聞かれた。

円は対ドル以外の通貨に対しても続落し、豪ドルは101円前半と2カ月ぶり、カナダドルが108円半ばと1カ月ぶり、ユーロが162円前半と1週間ぶりを付けた。ただ、前日に急上昇した香港株式市場は4%超の下げとなり、円売り圧力にはならなかった。

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