1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

トルコ9月CPI、前月比上振れで早期利下げ観測が後退

ロイター / 2024年10月4日 7時47分

Nevzat Devranoglu

[イスタンブール 3日 ロイター] - トルコ統計局が3日発表した9月消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が49.38%で、2021年以降で初めて政策金利の50%を下回った。物価高に対応して積極的な金融引き締めを進めてきた中央銀行の政策運営にとっては一つの大きな節目になった形だ。

ただ前月比上昇率は2.97%と、ロイターがまとめた市場予想の2.2%を大幅に上回ったことから、早期利下げ観測は後退している。

中銀のカラハン総裁は、CPI発表後に議会で、物価に関する2つの主要目標達成にはまだ「ある程度の距離」が残っていると説明した。

カラハン氏が挙げた主要目標は、前月比上昇率の基調が大幅かつ恒常的に下振れることと、予想物価が中銀の見通し範囲に収まることだ。

8月CPIの前月比上昇率は2.47%。今年に入って2%を下回ったのは6月の1回しかない。

JPモルガンはこれまで11月としてきた利下げ開始時期の予想を来年1月に先送り。キャピタル・エコノミクスも、年内利下げは「非常に公算が乏しい」ように見受けられると指摘した。

8月時点のロイター調査では、利下げ時期は11月がコンセンサスだった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください