バイデン大統領、3日にも日鉄のＵＳスチール買収可否発表＝米報道

　米ＣＢＳニュースは２日夜、バイデン大統領が日本製鉄によるＳスチール買収計画に関する判断を３日にも発表する公算だと関係者情報として伝えた。米ミシガン州のＵＳスチールの工場。２０２４年９月撮影（２０２５年　ロイター／Rebecca Cook）

［ワシントン　２日　ロイター］ - 米ＣＢＳニュースは２日夜、バイデン大統領が日本製鉄によるＵＳスチール買収計画に関する判断を３日にも発表する公算だと関係者情報として伝えた。

買収計画を安全保障の観点で審査を進めてきた米対米外国投資委員会（ＣＦＩＵＳ）は先月、見解をまとめることができずバイデン大統領に判断を一任していた。

ホワイトハウスはコメント要請に返答していない。日鉄はコメントを控えた。

ＵＳスチールは「バイデン大統領が米国の国家と経済の安全保障を明らかに強化する取引を承認することで正しい対応を取り、法を順守する」ことを期待するとコメントした。

バイデン氏が判断を示さなければ、買収計画は自動的に承認される。

関係筋が今週明らかにしたところによると、日鉄は買収計画の承認取得に向け、ＵＳスチールの生産能力を削減する場合に米政府が拒否権を持つことを提案した。