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独VW、トランプ関税巡り貿易摩擦回避に向けた協議に期待

ロイター / 2025年2月3日 11時15分

 2月2日、トランプ米大統領がメキシコ、カナダ、中国からの輸入品に関税を課す大統領令に署名したことに絡んでドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は2日、貿易摩擦の回避に向けた協議に期待していると表明した。写真はVWのロゴ。ドイツのウォルフスブルクで昨年10月撮影(2025 ロイター/Axel Schmidt)

[ベルリン 2日 ロイター] - トランプ米大統領がメキシコ、カナダ、中国からの輸入品に関税を課す大統領令に署名したことに絡んでドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は2日、貿易摩擦の回避に向けた協議に期待していると表明した。VWはメキシコで生産した自動車を米国へ輸出している。

VWのプエブラ工場はメキシコ最大の自動車組立工場で、VWグループでも最大級の一つ。セダン「ジェッタ」、SUV(スポーツタイプ多目的車)の「ティグアン」と「タオス」などを2023年に約35万台生産し、いずれも米国に輸出した。

VWは「発表された関税措置が自動車業界と当社に及ぼし得る影響を評価している。計画立案面の保証と経済的安定を確保し、貿易摩擦を回避するために貿易相手国との建設的な話し合いに期待を寄せている」との声明を出した。

トランプ大統領はカナダとメキシコの輸入品に25%の関税、中国製品に10%の追加関税を今月4日から課すことを決めた。

ドイツ自動車工業会(VDA)は1日、関税はルールに基づいた世界貿易にとって大きな後退で、ドイツと欧州の雇用に影響を及ぼす可能性があると指摘した。

VWはドイツの自動車メーカーの中でも最も関税の影響を受ける。スタイフェルのアナリストらは、メキシコからの輸入品に関税が課された場合、VWが米国で販売する65%の自動車が競争力を失う可能性があるとしている。

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