財新・中国サービスPMI、1月は50.1に低下 4カ月ぶり低水準
ロイター / 2025年2月3日 11時36分
2月3日、財新/S&Pグローバルが発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、50.1と4カ月ぶりの低水準になった。写真は中国の上海にあるレストランで昨年10月撮影(2025 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 3日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが3日発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、50.1と4カ月ぶりの低水準になった。前月の50.5から低下し、市場予想の50.5も下回った。
景況拡大・悪化の分かれ目となる50をわずかに上回ったが、貿易不安の高まりを受け、従業員数は減少幅が5年ぶりの大きさとなった。
中国国家統計局が先月27日に発表した1月PMIの内容は上回った。
財新PMIでは、新規受注が昨年11月以来のペースで増加した。工場は需要改善を報告し、一部の顧客は在庫目的で注文を増やしたという。
トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名した。世界経済を減速させ、インフレを再燃させる恐れのある新たな貿易戦争につながる可能性がある。
こうした中、1月は海外からの新規受注が2カ月連続で減少した。また、工場の平均購買価格は2023年7月以来のペースで減少した。
雇用は通常、工場が春節(旧正月)の長期休暇中に一時的に操業を停止するため緩和される傾向があるが、1月の雇用減少ペースは20年2月以来で最大となった。
財新智庫のエコノミスト、王哲氏は「国際的な政策を巡る不確実性の高まりは、中国の輸出環境を悪化させ、経済に重大な課題をもたらす可能性がある」とし、政策は「綿密に準備され、速やかに調整される必要がある」と述べた。
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