韓国製造業ＰＭＩ、1月は50.3に上昇 外需好調で生産拡大

Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１月の韓国製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５０．３と、国内の政治的混乱で企業心理が打撃を受けた前月の４９．０から上昇した。写真は昌原市の工場で２３年撮影。（2025年 ロイター/Kim Hong-Ji）

Jihoon Lee

[ソウル　３日　 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１月の韓国製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５０．３と、国内の政治的混乱で企業心理が打撃を受けた前月の４９．０から上昇した。堅調な海外需要に支えられて５カ月ぶりに生産が増加し、拡大・縮小の分かれ目となる５０をわずかに上回った。

昨年第４・四半期は、尹錫悦大統領が１２月３日に非常戒厳を発令して生じた政治危機が脆弱な消費に追い打ちをかけ、経済はほとんど成長しなかった。

ただサブ指数をみると１月は、国内需要低迷の中でも新規輸出受注の伸びが加速し、８月以来初めて生産が増加した。

北米、欧州、アジアの主要市場を中心とする海外需要の改善により、受注残が２２年６月以来の高い伸びを示した。